お祭り、と聞いて真っ先に思い浮かべるのは、神社への参道。両端に所狭しと軒を連ねる屋台。
リンゴ飴、綿あめ、金魚すくい、射的…
子供の頃に、どうしても欲しかったものがある。
それはベビーカステラ。リンゴ飴は買って貰えたのに、ベビーカステラは買って貰えなかった。
微妙に値段が高かったのかも。
大人になった今。その頃の鬱積を晴らすかのように、ベビーカステラの屋台を見つけては必ず買うありさま。
そうして毎回買ってると、「あ、卵減らしたな」とか「小麦粉に何か混ぜてるな」とか、最近の材料費の高騰を思わせる変化に気づく。
そして、ベビーカステラの屋台時代をあまり見なくなった。
余計なものが余裕を作る。
7/29/2024, 5:00:29 AM