あの頃の不安だったわたしへ
あの頃
わたしを愛してくれる人なんて
世界中のどこにもいないと
思っていたよね
それを信じていたし
信仰していたといっても
いいくらいだったよね
世界中から嫌われて
世界中からのけ者で
世界のどこにも居場所がないと
ほんきでそう信仰していたよね
わたしが死んでも
嘆く人なんか誰もない
いなくなったことに
気づく人さえないんだから
ほんきで、そう信仰していたよね
そう感じる感覚を拝んでいたよね
だけどいまはどう?
自分の招いた不幸の責を
なすりつける者は永遠に去った
わたしが幸せになることに
枷をつける者はだれもいない
さようなら
わたしをゴミ箱にする世界
さようなら
さようなら
そしてこんにちは
わたしの存在とその価値を
相応にあつかう
優しい世界
これからどうぞ
よろしくね
5/25/2022, 12:55:24 AM