涙が一筋君の頬を伝っていく
そっと手を伸ばす
「ダメですよ。好きじゃない相手に優しくしちゃ。」
頬に触れそうになっていた手をとめる
行き場の失った手をぎゅっと握り
腕を下げる
君は涙を堪えこの場から立ち去った
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思い出すだけで心臓がちぎれる程胸が痛い
「君はもうこの世に居ないんだね。」
なんであの時この気持ちに気づかなったのか
本当に自分が憎らしい
今から時間を戻すことは出来ないのか
もう一度会えないのか
無理なんだ
もう想いを通じ合わせることは出来ない
ポケットからその時貰った手紙を取り出す
今度は僕の頬を一筋涙が伝う
そこにはたった一言
"Love you"
2/23/2023, 2:23:29 PM