汚水 藻野

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「好きだよ。君が。」

突然の告白。屋上で風に吹かれて置き去りになった自分は、戸惑ううちにいなくなったあの子を気にしながら教室へ戻った。

後日、あの子と帰ることになった。チャンスだ、と屋上でのことを聞いてみた。

「友達だと思ってた…告白も、嘘かと」
「嘘じゃない、こんな大事な告白そんなふうにかき消されちゃいやだよ。返事はまだ?」
「…あ、ありがとう」
「…これから、よろしくね」
「はいよろしくお願いします」
「え、そんなにかたくならないで?距離感近めでいこうよ」
「はい」
「まだ遠いよ〜」
「じゃ、じゃあ…____、よろしくね」
「……そう呼んでくれてうれしい。___。」

「自分との距離は近いままでいていて欲しいよ。」

_2023.12.1「距離」

いつもハートを押してくれている方たち、ありがとうございます。
私との距離も近いままでいてほしいな。

ごめんなさい。

恋愛がどんどん多様化していけば、愛の形もどんどん増えて、世界ってそれで作られるんだろうな、なんて思いながら製作しました。

12/1/2023, 10:52:53 AM