何時だって
本気の恋だなんて
キミは言って
恋人達が集う街角
キミはひとり 誰かを待つ途中
嬉しそうだね 顔に出ている
そわそわ 人が流れて行く
キミにとって
待って居る時間など
あって無いようなもので
僕にとって
待って居る時間など
とうに永遠のようなもので
ただ変わり行く人と街を見ているだけ
何時だって
本気の恋だなんて
キミは言って
恋人達が別れる街角
キミもその中のひとりか
寂しそうだね 1通の線(LINE)
とぼとぼ キミが立ち去っていく
キミにとって
待っていた時間など
既にどうでも良くて
僕にとって
待って居る時間など
もうとうに忘れていて
ただ流れ行く人波と街を見ているだけ
大丈夫だよ
生きて居れば必ず逢える
今日、逢えないからって
諦めてはいけないね
だから ねぇ、
そんな寂しそうな顔しないで
キミが立ち去った後
また違う誰かがそこに立って
誰かを待つ
青い空の下、小さな駅前のお話
#本気の恋
作者より►今回は駅前にいる、あのわんわん視点で
お送りしました。
9/12/2022, 11:27:04 PM