春夏冬

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物言わぬ貝のようにひっそりと
色褪せた棺の向こうで眠りにつく

人々の祈りの如き青空は
切り取られた笑顔のように燃え上がる
楽園の道を探す徒に捧げるは木箱
鍵の在処は星の影に眠って

烏はないて 鳩は飛び去り
救われた骸たちは 涙するのだろう

無垢なる扉をくぐり抜けたなら
其処には我等の帰るよすががあるのだろう

4/30/2023, 2:04:53 PM