『病室』
僕は交通事故で怪我をしてこの病室に一人だ。
でも、彼女のゆりが毎日のようにお見舞いに来てくれる。
コンコンと誰かが部屋のドアをノックした
「お邪魔しまーす」
彼女のゆりだ。今日もまたお見舞いに来てくれた
彼女の要望で今日はカーテン越しに彼女と話した。
「心配で早く来ちゃった」
「ありがとう。あれ、ゆり、声おかしくない?」
「私もしかして風邪かも…?」
他愛のない話がしばらく続き面会の時間は終わった
「そろそろ帰るね」
「うん。今日もありがとね」
そうして彼女が部屋から出てから30分が経った頃
「遅くなってごめんね~」
と声がした
恐る恐る見てみると彼女のゆりが居た。
じゃあさっき来たのは一体…?
作 天城
8/3/2023, 5:21:44 AM