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今日は都内で手ぶらでキャンプ体験ができる場所にきた。宿泊もできる。
僕とヒカルはどちらもほぼ初心者でキャンプギアもゼロから揃えなければならないことが判明。
実際体験して、何が必要か確かめてみようということになった。道具一式が高価すぎたら、手ぶらでもOKのとこがあるらしいし。それでもキャンプは難しいとなれば、夏期休暇の予定も変更有という条件も足された上での予行演習みたいなものだ。

ネットでも調べてはいたけど、僕は見るのとやるのでは大違い。ヒカルがとても器用でホントはプロキャンパー?って聞いたくらいだ。
僕は悪戦苦闘しながらもヒカルとのキャンプ予行演習を楽しんだ。
夜、テントから2人で見上げた都会の空は星が少なかった。「街明かりが強いから仕方ないよ。光が強くて多くて宇宙ステーションからも東京ってわかるらしいから。」とヒカルが言った。

それなら、山の方で星が綺麗に見えるところがいい。そういうところにも手ぶらキャンプ場はあるだろうか。それに僕も、もう少しうまくテント張りができるように動画サイトで勉強しよう。ヒカルに良いところ見せたい、ただその一心。
灯りを消したテントの中で、ヒカルにキスをしながら僕はそんなことを考えていた。

お題「街の明かり」

7/9/2024, 4:10:15 AM