kaoru

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太陽みたいな輝く髪を見た。

僕とは違う色。

金髪、褐色の肌、碧眼。

変だとは思わなかった。

ただ向日葵がよく似合う人だと思った。

そう言ってみると。

泣いていた。

碧眼を濡らして。

どうして泣いているのか分からない。

けど、

涙で覆われている眼がより輝いている。

僕は胸の中が熱く燃えるような感覚になった。

少しして、その人は僕に言った。

「ありがとう」と。

その人の顔が赤く火照っていた。

泣いていたからだろう。

どうして泣いているのか僕は聞いてみた。

聞かない方が良いと思っていた。

でも、気になってしまった。

少しして俯きながらも話してくれた。

「人とは違った容姿をしているから気味が悪い」

なんて言われたみたいだ。

僕は腸が煮えくり返る感覚になった。

こんなにも笑った顔が輝いていて、向日葵が似合うと言うのに。

僕は声をあげて言った。

「君は太陽のように輝いていて笑顔が素敵な人だ」








8/6/2023, 11:34:11 AM