いつだって
僕の感情の波は
ジェットコースター
散々言ったのに
なんて事ないと
平気そうに乗リ込み
案の定酔ってしまった君は
自ら降りてしまったけれど
どうせいつか
振り落とす事になるんだって
分かりきっていたよ
最初からね
求めてやっと手に入れた
充足しているはずの日々に
不安なのか不足なのか
自ら綻びを探してしまう癖が
僕にはあるようで
きっと信じちゃいないんだ
何もかも
こんなしょうもない僕に
愛をくれた君さえも
無意識にスリルを求める僕と
常に安定を求める君
初めから温度差のあり過ぎた
チグハグだらけの二人だから
未来の事など何ひとつ
約束はしないできた
短い季節の間だけの
戯れだと予感していたから
また冬が来る
そろそろ出発しなくちゃ
木枯らしが
温かかった君の
便りを運んで来る前に
「スリル」
11/12/2022, 5:35:31 PM