「私の日記帳」
私はあまり日記帳をつけたことがない
正確にいえばつけても途中で辞めてしまう
何故だろうか、理由は分からない
けれど一つ、理由を思いつくとすればあれだろうか
白紙のノートに今日あった事を殴り書きするのは割と良かったように思う
あとで読み返すとこんな事もあったな、とか懐かしいな、とか振り返ってみるのも良かった
ただそこには本当の喜怒哀楽の気持ちが記されてなかった
懐かしさ、だけで終わってしまう日記
上辺だけの楽しい事
上辺だけの哀しい事
怒りは私も悪かった、なんて反省してマイルドに終わらせている
喜びはカラフルなペンで書き余白にシールを貼り上手に着飾っている
そう、日記帳はなんとなく書いていますって感じのお飾りで、その時の感情を思い起こす為のアイテムにすぎなくなっている
本当の私の日記帳は記憶、あるいは心にあるのではないか……
言い訳になるかもしれないが毎回そう想い途中で辞めてしまうのだ
「私の日記帳は心の中に」
なんて名言か?カッコつけか?
そんな事はどうでもいいけど、ただ一つ分かっているのは誰も私の日記帳を見ることができない、これが唯一の利点
8/26/2022, 2:09:47 PM