「 もうすぐ、雨が降るな 」
じいちゃんがお茶を飲みながら言った。
当時小さかったぼくは頭に?を浮かべながら外を見た
窓の外には青い空に入道雲が浮かんでた。
しばらくして雨が降った。
そのときのぼくは入道雲なんてわからなかったから
じいちゃんが魔法使いなんだと思っていた
中学校の授業で入道雲は積乱雲の一種で激しい雨が降ることもあることを知った。
大学生になったぼくは、じいちゃんの墓参りに来た。
遠くの空に大きな入道雲があった。
ぼくはその入道雲を見てじいちゃんに言った
「もうすぐ、雨が降るよ」
6/30/2024, 7:56:52 AM