「夢見る心」
「助けてなんて言えないなぁ。」と
ずーっと思ってきた。
その「助けて」と言うこと自体が私にとっての
「夢みたいな言葉」だった。
容易く言ってはいけない。
一人で何とか耐え忍ぶ。
―大人だから。
それでもずっと広いマンションの一室に
病弱や色々ある中
1人きりの生活3、4年目。
1年目は寂しかった。
だけど、まだ何とか楽しめる余裕はあった。
2年目は最悪だった。
沢山病院ばかり行って滅入って
大切な日には寝てしまうし…
自信が無くなって合わせる顔がないなって
一人で塞ぎ込んだ
「そこであんたが本を読んでくれたんだ。」
優しいが分かった。
久しぶりの優しいに触れた。
私はその世界の事が大好きになって
今でも大好きです。
悲しい時に傍に居てくれて
絵の書き方、科学や素数、成語、
蛍雪の功…沢山の事
命の尊さ、優しさ、配慮を教えて貰った。
今でも文法や大切な事を教えてくれてる気がする。
笑いもくれる。
私の「架け橋」の力かな。
執事さんの髪型がおかしくなってたり
面白い日々と絵を描く楽しさ。
普通はこういう事を「夢見る心」だと思うのだろう。
私は逆なのだ。
現実では「助けて」や「的確に聞けない」
「人を疑いたくない」「迷惑かけたくない」
そんな色んな考えが
「助けて」と言う魔法の言葉を封印する。
そんな私が今日ようやっと
1歩踏み出した。
ある人は「ちょっと外に出も出な〜」って散歩を
促してくれた。
ある人は「そろそろ危ない気がする」とストップをかけてくれた。
ある人には「一時、嫌いになってごめんなさい」と謝った。
気にしてないと言っていたけど
そんな訳無かった。見たらわかった。
休んで欲しいと思った。
少し怪しい動きは怖かったけど
「疑わず」を頑張った。
夢見てた「助けて」を涙で伝えた。
これが怖い、あれが怖い、こうこうこうされたから怖かった、窓が開いていた、色んな事を
話してるうちに涙が出てきた。
母の前。
泣かないようにと私はずっとしてきた。
美味しいカレーが台無しだ。
美味しいのに悲しいなぁと、帰りたくないなぁなんて思いながら食べていたら涙が出てきた。
母が「そんなに怖いなら泊まり」と
言ってくれた。
びっくりした。戸惑った。
だけど「今までやった事ない選択肢を選ぼう」と
日々もがもがして決めたんだ。
同じ事を繰り返さない為に。
恥ずかしながらも「うん」と頷いた。
川の字で寝るのなんて何年ぶりだろう。
嬉しかった。
イラストは今日は描けないけど
明日昼書くんだ。
母も理解している様子だった。
言わなくても分かってくれてる。
イラストも怖いも散歩も誰かが声をかけてくれるから私は歩けたよ。
今までの現実が夢で
夢が現実だった私には
散歩へ行き
花を見て
1人はしゃいで
お届け物をポストに入れて
悲しい気持ちだったけど
美味しいカレーを食べて
挟まれて寝る。
夢みたいだ。
こういう事が私の夢見る心
心が欲してた夢だった。
違うよ。最後まで見てよ。
「ありがとう」
「これからも宜しくお願い致します」
「本当は上手く仲良く笑える仲になりたいんだ」
「明日はどんな1歩を踏み出そうか」
望まれてないヒーローは夢に夢を重ねて
真剣なんだよ。
4/16/2026, 12:10:00 PM