NoName

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波の音
白く光る雲


まだ夏には程遠い、優しい日差し

歩く。歩く。歩幅を合わせながら


他愛もない話をしていた
視界が淡いピンク色で染まっていく中で、ただ

 


「…遠くに行くんだ」

だから今日が最後。
そう笑った君はどこか寂しそうで。
それを聞いた私は今、どんな顔?


ぼやけていく足元
袖で拭って笑う


「ねぇ、いつかまたー。」


ここで。と呟いて伸ばした小指を君に差し出した


(約束だよ。)

6/3/2025, 10:43:03 AM