このアプリを入れて初めてのお題が「ベルの音」だった。あー期待外れだな、と思った。クリスマスが近付いてきているからこそのお題。季節感のあるそれは、連想ゲームをしていればすぐに出てきそうな言葉だな、と。日常生活を送る中で、なかなか出てこないようなお題を期待していたのだ。
しかし文字を打ち込み始めると、その考えは変わってきた。
「ベルの音」で何も書くことが思いつかない。期待外れだ残念だという気持ちをそのまま文章にしたのが、冒頭の部分である。そこで、自白のような形で作文するのはほぼ初めてだと気付いたのだ。これはなかなか面白い。これはわたしの印象が間違っている可能性もあるが、純文学を書いているみたいで賢くなった気になれる。
趣味で小説を書いているが、読者の反応を気にし過ぎてしまう為、ここ最近は自分の好きなように書くということができていなかったのかもしれない。短い上に、なんの結論も出ていないこんな文章を、なんの気負いもなく自分の手から離すなんて、初めての経験だ。
続けていきたい。
12/20/2024, 2:23:47 PM