【うぃandれい】
いつもいつも
探してた
なにか誰も知らない
あなたにとって
特別になれるもの
ありきたりじゃ
満たされないんだよ
だから、ねぇ
記憶も存在も空間も
あなたの全てを
まとわりつく全部を
追い払って ほら
目も離せないくらい
魅了したいんだ
あたしが教えてあげる
人生最後の恋を
ボクにとってキミは
理想のタイプとは
違うけど
なにをしてても
いつのまにか
そこに居て
なんでもない話でも
楽しそうに聞いている
わかっていたよ
まとわりつくキミが
そんなキミから
目が離せくなっていた
あてにならない理想も
忘れてしまうくらい
キミがタイプ
これが最後の恋でも
いいと思えるくらいに
手が触れた瞬間
大きな瞳が濡れる
笑いながら
体を揺らすキミ
手を握った瞬間
顔を背ける
恥ずかしそうに
頬を染めるあなた
ふたつの影が繋がって
初夏の風のなか咲いたスズランの花
8/9/2025, 8:50:06 AM