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「私はお姫さま」

女の子は成績が優秀で、
ミスコンテストで一位の容姿を持つ
読者モデルです。

女の子は、学校ではミニスカートで、
ヒールの高い靴を履いていました。

女の子は、権力のある女子や
女子からモテる格好良い男子とは仲良くしますが、

それ以外のクラスメートには、
近づくなと言う雰囲気を醸し出しています。

女の子は女子からはとにかく嫌われて、
男子からはとにかく好かれました。

女子の学級委員は、
女の子は学校行事に参加しないので
注意をしましたが、

男子達は、
「芸能人は仕事で忙しいから許してやれよ」
と、女の子を庇いました。

女子の給食係は、
女の子が配膳とかせずに、
友達と喋ってばっかりいるから
注意をしましたが、

男子達は、
「配膳は一般人のお前らがやれよ」
と、女の子を庇いました。

女子の掃除係は、
女の子が掃除をせずに帰るので
注意をしましたが、

男子達は、
「掃除くらい目をつぶれよ。
 文句言わずにお前らがやれよ!」
と、女の子を庇いました。

女子達は、この事を
週刊誌に告白しました。

だけど、テレビ局や出版社などの記者は
男性が多くて、男性が高い役職に就いている事が殆どです。

大人達は女の子が正しい行いをしていると
テレビや週刊誌に流して、
女子達の声を揉み消しました。

「女の子は、男性から愛されるお姫様でなきゃ。
 醜い女の子なんて誰が助けるのよ?
 そんな子、不幸な人生を送るだけよ」
女の子は、高級なレストランでグラス片手に呟きました。

12/13/2021, 7:12:48 AM