まも

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わたしから出ていった微かな光が
凸レンズみたいな液晶を通して
確かな実像としてそこにいるから
そんなきみに夢を見てたいの。

わたしが作りだした大きな光で手を伸ばした
遠くに、もっと遠くに。
小さく見えた凸レンズみたいな液晶を通して
確かに通したはずなのに
揺れる虚像としてきみが僕に映るから
そんなきみは夢の存在で
わたしだけの夢ではなくて。
僕をちらつかせて揺れているだけなんだ。

それでも
きみは僕の天使だったんだ。

1/13/2024, 12:29:39 PM