逆さまの部屋で一人、佇む。ここはすべてがゆっくりと流れる。髪も、家具も、飲んでいる珈琲でさえも。宇宙空間のように重力に逆らいふわりとこの部屋を旋回する。もうどのくらいの時間が経ったのだろうか。逆さまの部屋で僕は一人、君を待つ。
12/6/2022, 11:17:38 AM