山田紅輔

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私は普通に生きていきたいと思っていた。
学力普通、思想普通、素行普通、
悪目立ちせず、人気が欲しいわけでもない。
だが、自分の思う「普通」とは、
自分にとっての無難な理想であった。
清く正しく恰好良く。
良くも悪くも、没個性であった。
其の一方で、
自分らしさを出したいと言う欲も有った。
独自性があり、独特な感性の下、
独創的な言動をとる。
そんな理想もあった。
しかし、其等二つは両立し得なかった。
失敗ならば未だ良かった。
捻れてしまいもう治らない。

5/20/2024, 12:32:08 PM