降り止まない雨はない。
君がそう教えてくれたんだ。だけど、今は降り止みそうにない雨が降っている。
降り止まない雨はないと教えてくれた君はいないんだ。そのことがひどく悲しい。
でも君も降り止まない雨が降っていたんだよね?死ぬ前は。
彼は自殺したんだ。こんなにも理不尽で思い通りにならない世界に呆れたんだ。
だけど君は決してそれを見せなかった。強さだけを見せた。私が弱かったから。だから彼は弱さを見せることができなかったんだ。彼が相談できなくなってしまったのは私のせいなんだ。彼のいない世界がこんなにも苦しいだなんて知らなかった。だけど私と同じように、いや、私以上に彼の死を悲しんでいる人が近くにいるんだ。その子に声をかける。
「ねえ、悲しくならないの?」
「なるに決まってる。死にたくなるくらいに悲しいよ。死んだことも悲しいけど、相談してくれなかったことが辛い。もう死にたいな笑こんなに死にたくなったのは初めてだ。あいつは確かに俺の初恋だった。大好きだった。誰よりも愛していた。そんな自信がある。だけどあいつは誰にも頼らず、相談せず、弱さを見せないで、最後まで笑顔で生きていた。そのことをなによりも褒めてあげたい。」
「私は彼に恋愛感情はないけど、誰よりもあの生き様を素晴らしく思っていたし、羨ましかった。」
今回は、主人公の女の子は、女の子の言う彼に恋愛感情はない。
そして男の子は彼に恋愛感情がある。
そして主人公と男の子と彼は幼馴染であり、親友だ。
という設定でやっていきます!後で書きますね。さよ~なら~
5/25/2024, 12:48:29 PM