「沈黙という海」それは茫漠たる沈黙の海だ。蒸発はできない。私たちには見えないだけで、実は陸にいても塩辛い津波の海水に少し浸っている。浅海には娯楽が溢れてるが溺れて底に沈んでしまうと何も喋れなくなってしまう。まるで消息を絶つように…。僕はそんな海に溺れてしまい娯楽を失ってしまった。独り咽ぶ部屋が呼吸困難の海中へと風刺されていくではないか。死へと近づいてゆく…孤独な自分。夏を満喫できないまま、恋人を愛せないまま、幕を閉じた。
8/24/2024, 5:53:35 AM