ヤツガレ

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ごめんね

とある学校の教室、その教室の1つの机に花瓶が置いてある。それは、1人の少年が消えた夏の事だった。
俺は1人の少年に恋心を抱いていた。その独占欲からいじめを仕掛け、自殺まで追い込む事態となってしまった。両親には家を追い出され、クラスメイトには『人殺し』と呼ばれる様になった。唯一、俺を受け入れてくれたのはその少年の両親だった。
俺はあいつの机で『ごめんね』と呟く。その教室の窓には少年が亡くなったとは思えない青空と賑やかなクラスメイトの声が聞こえた。

5/30/2024, 3:52:22 AM