NoName

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本から目を離した瞬間
目の前に広がる景色に驚く
また本に目を落とす
1行ごとにするすると容易に
海の底にたどり着く
音も消え
景色も消え
私だけの竜宮城で
気ままに過ごす夏の日の午後

1/20/2024, 12:00:11 PM