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「・・・やぁ、たかし君」
突然訪ねてきた息子に精一杯の親切心を向ける親父。
お互い疲れているようだ。

・・・やっぱり違うな。
こんな状況は起こりえない。
俺はあいつらが嫌いなのだから。
でも、いくら嫌ったって家族だ。
思い描く未来の片隅に割り込んでくる。
拭えないからこそ、上辺で消すのだ。
俺はルールを纏う。
彼らとは関わらない。
彼らが死んでも…彼らが1度で良いから会いたいと言ったとしても。
頑なに成ることは単純で良い。
決まった道を歩むなら、決意はより固める。
何かを捨ててでも進まなければならない。

8/28/2023, 4:42:31 PM