kaku_ness@身内ネタ寄せ書き用

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新年
「はあ…なにも、新年だからってこんなに気前のいい着物を着て忍務しなくたって…」
「やっぱりゆうがうらさんもそう思うよねぇ。動きやすい方が楽に決まってるもん。」
新年の慌ただしさは表の世界だけでなく、裏の世界にも波及しているらしい。
とある神社にて毎年行われる祭事に「神具の清め」があるようで、私たちはその警護を任された。
「あ〜あ…人がいっぱいいるからまともに傘も開けないや…。」
不貞腐れたように共に忍務を任された少年はぼやいている。それもそうだろう、不測の事態が起きた際に大事にしないための依頼であるのに、この人混みでは難しいように思える。
「シノビの世も人使いが荒いところは変わらないわね。まあ、何事も起こらなければそのまま帰れるからいいわ。」
「ゆうがうらさんは気楽でいいなぁ…新年はお姉ちゃんと過ごしたかったのに〜…。」
確かに新年早々仕事で呼び出すのはさすがに人を疑いたくもなる。
「泣き言を言っていてもしょうがないわ。しっかりしなさい。」
「はぁ〜い…。」
私よりも背が低い程に幼い彼にとって退屈は天敵だろう。もう少しの辛抱ではあるだろうけれど…有事の際にはちゃんと動いてくれるのだろうか。

『シノビガミ-退屈な新年を過ごすシノビ達の一幕』

1/1/2026, 2:15:13 PM