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突然の君の訪問

夏休みーーー
宿題も終わったので、ゲームで遊ぶ。
机の水を取ろうとしたとき。

ピンポーン

チャイムがなった。

親が仕事に行っているので、私が出る。

「はい。」
扉を開けると…

「あれ、優?」

優とは、小学校からの幼なじみだ。

「どうしたの、急に?」

「急でごめん。家に入れてくれ!!」

優の顔は、どこか焦っている様だった。

「いいけど…」

とりあえず、家に入れる。

「それで、どうしたの?」

「…えと…」
「なに、焦らさないでよ。」

「実は、俺…」

「今日死ぬんだよ!」
「はあ?」

「説明してよ。」

優から聞くと、
昨日、よく当たると評判の占い師に占って貰うと、明日死ぬと言われたらしい。

「え…そんなの信じてるわけ?」

「ばかにすんなよっ」

まぁ、あの占いはよく当たるけど…

「100%当たるとは限らないでしょ。」

「うう…そうだけど!!」

「俺、車にひかれて死ぬらしい…」

「ふぅん…じゃ、泊まってけば?」
「うぇっ!?」

そして、家に泊まることになったのだ。


何事もなく、夏休みも終わった。

あの占いは当たらなかった。


あの馬鹿馬鹿しい1日はーーー



優と結婚した今でも良い思い出だ。



あとがき

結構爽やかな話にしました!(?)
楽しんでいただけたら!
幸いです!!!!!!!
( ´・∀・`)

8/28/2024, 10:52:52 AM