なんと。初めてのお題になかなかの重量があるものがきてしまった。
「大好きな君に」
さて。
「君」を誰にしようか。
夫。家族。友人。3次元の推し。2次元の推し。
ここはベタに夫でいこうと思う。
夫とは結婚して10年にもなる。
付き合い始めてから数えるともう12、3年にもなる。
18歳で実家を出たから、もうすぐ家族よりも長く一緒にいる相手になる。いや、物心ついてからで考えるとほぼ同じ年数といってもいいかもしれない。
10年もいれば色んな面が見えてくるものだ。
どうしてわからない。どうしてやらない。
私ばかり我慢している。
そんな思いを抱えていたのはいつまでだったろうか。
「私ばかり」となるのは相手に期待しているからだ。
言わなくてもわかるだろう、と安易な期待を寄せるからである。
自身を振り返ってみれば、夫のことでもわからないことはたくさんある。
今でも「あなたそうだったの?」と気付くことが出てくる。
長年一緒にいても他人であり、心まで一緒ではない。
期待することをやめれば、かなり楽になった。
「期待することをやめる」というのは愛情の欠落ではない。
他人と自分を切り分けること。
同一化しないこと。
してほしいことは声に出して伝えること。
これだけである。
察してちゃんは友人でも家族でも良くないのだということに私は大人になってから気付いたのだ。
そして現在。
やはり夫がいてくれてよかったなあと思うことが時折ある。
それは経済的安心感だったり、精神的安心感だったりする。
一緒に過ごしていて楽な相手というのは何より得難いものである。
仕事を辞めたくなった時、夫に相談したら「辞めたらいいよ」と言われた。俺も働いてるんだし。
それで気が楽になった。経済的安心感というのは大きい。
だから私はなんだかんだと言いつつも夫のことが好きである。
恋の始まりみたいなトキメキやドキドキはとうになくなったけれど、愛情はいつでもある。
もし夫の目の前で誰かが踏切に取り残されたら、絶対に見捨ててほしいと言っている。
酷いかもしれないけど、私にとっては見ず知らずの他人よりも夫が大切なのだ。
3/5/2026, 3:42:04 AM