「終わりにしよう。」
そう伝えた時、君は泣いていた。
その涙を見て、自分の決意が揺らぎそうになったが、この関係を終わらせるのもお互いの為だ。
君のことは好きだけど、君と僕では幸せにはなれないのだと思った。僕たちは本当の意味では分かり合えないし、素の自分を出すこともできない。
何年付き合おうと、先を考えることのできる関係でなければ意味はないと思う。勿論、君との思い出は増えていく。
しかし、いい思い出が増えるほど離れにくくなるし、先を考えられない堕落した恋愛を続けたことは、自分自身を蝕む。
人を愛せなくなったり、価値観が狂ったり、自分に影響を及ぼす。
それは、一概に悪いことだとは言えないかもしれないが、お互いにとってプラスになるとは言えない。惰性や不安で付き合いを続けるのは得策ではないと思う。
今は辛いけど、この決断をお互いがプラスに考えることができる日が来ますように。これもきっと縁なのだ。この出会いと別れは、お互いにとって必要だったのだ。
また会う日まで、さようなら。
7/15/2024, 2:17:21 PM