眠りにつくかつかないか
シーツの中の瞬間はいつも
あなたのこと考えてて
夢は夢で覚めれば
ひどく悲しいものです
花火は今日もあがらない
胸ん中で何度も誓ってきた
言葉がうわっと飛んでく
『1mmだって忘れない』と
もやがかかった影のある
形ないものにすべて
あずけることはできない
三角の目をした羽ある天使が
恋の知らせを聞いて
右腕に止まって目くばせをして
『疲れてるんならやめれば?』
夏の星座にぶらさがって
上から花火を見下ろして
こんなに好きなんです
仕方ないんです
夏の星座にぶらさがって
上から花火を見下ろして
涙を落として 火を消した。
11/2/2022, 11:28:43 PM