みとり

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お題:たとえ間違いだったとしても
タイトル:未来からの応援歌

とあるテレビドラマの登場人物がこう言っていた。
「歳を取って良かったことは物事の『先』を見られたこと」と。
当時は辛い、失敗したと思っていても時間が経ってから振り返ってみれば大したことがなかったり、むしろその経験が力になっていたりする、ということだと私は解釈している。

私自身もかつて何度も挫折を経験し、そのたびに消えて失くなって全てから逃げ出してしまいたいと思ってきた。
情けないことだがそれでも死ぬのが怖くて、時に他人に頼りながら何となく生きてきた。
それが今の私を形作っているのだとすれば、あの時の経験全て悪いわけではないと、そう思える。

そして自分がやったことの是非を決めるのは自分でも他人でもなく、「未来の」自分だと思う。
失敗した、間違えたと思っても未来の自分に恥じないように行動すれば、未来の自分はきっとそれを成功だと言ってくれる。
自分に甘くたって誰もそれを責めることはない。

ただし絶対に許されない間違い、失敗もある。
それは他人の命、またはそれと同等のものを奪うこと。
そして自分の命を奪うこと。
どれだけ反省しても、どれだけ罪を償っても、これだけはどうしようもない。
逆に言えばそれ以外のことはどうにでもなるし、どうだっていい。

私もあなたもたとえ間違いだったとしても、どんどん挑戦し、挑戦した自分を褒めて明日も生きていきましょ。

4/23/2024, 8:10:04 AM