小学生のとき、私は
ある女の子の親友であり、又
舎弟であった。
彼女は男まさりで
私は後で知ったがバイセクシュアル
彼女をひとめみたとき
稲妻に打たれたような気持ちになった。
なぜ、このお題で彼女について
書いたのかというと、
体育の時間に、先生が
みていないところで、彼女は
モンシロチョウを手で掴んで
水道の水を流しているところに入れて
水で洗って
「蝶々はね、ついてる粉を
落としたら死ぬんやで」
と言っていた。
彼女の父は、普通に暴力を
する人で、その影響だったんだろうか。
でも、よく考えたら
子供などそんなもので
残酷であたりまえなのかもしれない。
私は、仏教系の保育園で面倒を
みられた。おしゃかさまは、
虫を踏み殺すことさえ
しないように気をつけましたと
模範的な子供像を押し付けられる
教育であった。
私は、大人になっても
人のことを気にして
サービス残業をする。
それは、自分を犠牲にすることが
美徳だと教わった名残が
どうしてもとれないからかも
しれない。
彼女は、だから
私の人生で
とてもとても、必要な
人物であったのだ。
5/10/2024, 12:57:58 PM