金木犀の花びら

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        18,太陽の下で

毎朝わたしのことを覗き込んでいるもの。それが太陽。

少し鬱陶しいような、けれど、悲しいときにはそばにいてほしいと思う、そんな存在。

最近は家にいるばっかりだったから、その姿をあまり目にしないけど。

時々、外に出れば、またその存在がわたしのことをテカテカと照らしている。

眩しすぎて、わたしには到底直視できないけれど。

それでも、外に出たときが晴れていたときなら、わたしは決まって、空を見上げる。

    太陽の下で、わたしは生きている。

2023.11.25

11/25/2023, 2:25:58 PM