梅雨
『梅雨ちゃん!』
今日は珍しく家庭科の授業だ。
出久が私を呼んだ。
蛙吹梅雨は、緑谷出久と同じクラス
常に冷静でクラスの精神的支柱となることが多いが
思ったことを何でも発言してしまう彼女。
『何かしら?』
彼女のヒーロー名は、フロッピー
そして蛙の個性を持っている
『お茶子ちゃんがね、お菓子を作ったんだって!』
緑谷出久は、笑顔で私にクッキー箱を渡した
『ケロケロ〜(美味しそう)』
近くにいた爆豪くんも私、蛙吹梅雨の目線を羨ましく
見ていた。
『おい、オレにも…お菓子くれよ!』
梅雨は溜息を吐いて
『爆豪ちゃんは、キレてばっかりだから人気でなさそ』
『なに⁉︎』
『良いわ、半分あげるわ』
『ごめんゴメン!今、爆豪くんのクッキー箱を用意していたの』
と、遠くから、麗日お茶子の声が聞こえてきたのだ
『半分に分けて食べていて』
『ケロ(了解)』
と、爆豪と2人で食べ始める
舌を出して敵を捕まえることが得意だ。
(梅雨の季節は、ジメジメしてるからキライだけど、
梅雨ちゃんを通して、梅雨の季節が好きに
なっています。ありがとう蛙吹梅雨ちゃん)
続く
6/1/2024, 12:33:07 PM