君は僕が目覚めるよりも先に布団から抜け出ている 。まだ布団には彼女の型がついていて、今も布団の中にいるんじゃないかと錯覚する 。横目で彼女を見ると、手馴れた動きでつけまつげを付けている。それからリップもしっかり。最後に僕の前では決して付けてこなかったあの『香水』を身にまとって。そして彼女は僕が起きたことに気づき一言。「また泊まらせてね〜」そう言って彼女は部屋を出ていった。彼女は水商売をしている。
8/30/2023, 1:45:42 PM