クエスチョンマーク(?)はラテン語に由来するらしい。
碑文として歴史を記すことの多かった当時は、限られたスペースにより多くの情報を記録するため、単語の最初の文字と最後の文字のみを取って並べることで省略していた。して、疑問を意味するQ?????Oとかいう単語の頭とお尻を取った「QO」を縦に重ねることで出来た記号だと記憶している。
ちなみに、この文中にはひとつの嘘が含まれている。誤った歴史の記述である可能性、パラドックス的な要素を含む嘘である可能性、はたまたさながら嘘と真実のミルフィーユのような文章である可能性もある。あるいは家系ラーメンか。訳が分からないがあれはあれでスープが層になっているらしい。
嘘を看破されないコツとして有名なものに、「9割の嘘に1割の真実を混ぜる」なんてものがある。前提として提示されている「9割の嘘」そのものが既に嘘と真実が幾層にも積み重なったものである場合、我々にそれを観測する手立てはない。例えるなら、山を発見したと思ったが、より巨大な山の隆起のほんの一部に過ぎなかった、といったところだろうか。今ほど解析の及んでいない過去ではごく当たり前のことだったかもしれない(この堆積を人は歴史と呼ぶのだろうが)。
さて、方方へ交錯する話題によって主題を忘れている頃だろうか。
理解出来ない文章の締め方に読者諸兄の頭蓋の中にも頭上にもクエスチョンマークが浮かんでいることだろう。
3/5/2025, 1:19:06 PM