ぺんぎん

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そのやけに重怠くてひんやりとしている黒と青とを、掬い集めて絡めて
泡をこぼすまでに煮詰められたインクは焦げ付く前に冷え
とろとろと、それはわたしのひらかれた瞼の隙間に、注ぎこまれる
天井と濃い黒の境目があやふやになる、わたしは重たい夜が好き

1/18/2023, 2:15:17 PM