柵が作品P

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第2話
【私だけ】

あぁ~幸せだなぁ
私だけ、楽しい思いをしている!

キーンコーンカーンコーンキー( ˙-˙ )ーンポ
「美玖ー」
「!? どした 蓮」
「…いや、別に」
どうしたんだろう。
「私にできることがあったら言ってよね!」
「ありがと」
なんてたって、蓮は幼なじみなんだし、私にかかればなんでもわかるってのー!
…でも、私、最近なんか変なんだよね。

「ねぇねぇ美玖」
「海斗じゃん!どした~」
「明日一緒に朝登校しような!約束!」
「わかったよー!おけっ!」
今は二時間目の休み時間…なんで朝の約束なんだ笑
まーいつも三人で登校しているけどね。

次の日――
「おっはよー!」
「おはよう…美玖」
うーん、やっぱり私変だァ!もぅ!わかんなーい!
(...海斗と約束してたんだったやば 汗汗)
「ねーねー、海斗あっちだし、よってい…」
「美玖。」
『ごめん!そっちから言ってください!』
  かぶった!?
「はははははっ!もーなんだよ美玖ー」
蓮の笑い声、久々かも…そんなことないか。
「さっすが幼なじみー!」
「…そうだなっ」
あ、学校着いちゃったっ!
海斗、約束破ってごめんよ~ぉ!
でも…なんか楽しいな。
海斗のこと、忘れちゃった(ノ≧ڡ≦)☆

5歳の頃、お気に入りのキーホルダー無くしちゃって
それを届けてくれたのが蓮だったんだよなー。
すごく 優しくて私から話しかけていた。
今もだけどね!
私はそんな優しい幼なじみが好き…なのかな

「蓮…なんで美玖と一緒にいるんだよ…」

【つづく】

7/18/2022, 12:27:13 PM