また1つ歳をとる。
お一人様だからこその贅沢。
小さな頃憧れたホールケーキは、今食べると胃もたれしちゃうかも。
やっぱ定番のショートケーキ。
こぢんまりとした一軒家で独り。
そんな人生も、わりと悪くない。
きらびやかなケーキをちょっといいお皿にのせて、
金色のきらきらフォークをさくりと刺してみる。
甘ったるいクリームがスポンジと絡まって。
センターに立つのは真っ赤に熟れた苺。
何を食べても、これが一番。
幼い頃のきらきらしたような誕生日ではないかもしれない。
でも、こういうのが案外楽しいんだ。
''お誕生日おめでとう''
『特別な夜』
1/21/2022, 10:32:54 AM