もしも未来が見れるなら…
未来が見える眼鏡が発売された!その瞬間にその
眼鏡は大流行し、つけてない人はいないぐらいだ
った。
僕と友達は興味がわき試しにその眼鏡を買ってみ
た。
「なぁ!未来が見えるって凄えよな!」友達は目
をランランとさせながら言う。
「そうだね!」僕ももちろん楽しみだった。反面
どこかに恐怖があった…
「俺もうかけちゃお〜」友達はそう言うと眼鏡を
先にかけた
「あっズルいよ〜僕も見たい!」と言ったその時
彼は、はっ…と言う顔をした。余りにも不自然な
顔だった。
僕は気になって何が見えるのか聞いた。
すると彼はすっとその眼鏡を取り
「いや〜凄えわ未来幸せすぎて楽しみだわ〜」
と言った。
僕はますます未来が見たくなったので…
「ねぇ僕にも早く見せて〜」とお願いをした瞬
間。
「良いぞ〜あっ…」と手から眼鏡が滑り落ちて割
れてしまった。
僕はガッツリした…
しかし、友達は僕の肩を叩いて
「すまねぇ、でもきっと良い未来が待ってるさ、
見えない方が楽しみが増えるさ〜」と言った。
僕は友達の言葉を信じて家に帰った。
すると、たちまちあの眼鏡は販売中止になって
た。何故だろう…いったい皆何を見たのだろう…
友達のあの不自然な顔はなんだってのだろう…
僕は不安になった。
翌日から普段通り友達と遊んでたが、なぜだかあ
の子の顔にはいくつになっても、いつも不安そう
な表現が所々見えた。
4/19/2024, 6:00:52 PM