さっくすぶるー

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楽しかったことも、悲しかったことも
不思議と空模様を覚えてる。

上京し、入学式のあと、涙を我慢して母に手を振った日の夕方は、とてもきれいな夕焼けだった。

センパイと、初めて手をつないだ日の夜は、丸い月が浮かんでた。

別れを告げられた日の夜は、灰色の雪が舞っていた。

空模様は思い出を、より鮮明に呼び起こす。

それが、少しだけ切なくて、少しだけ苦しいんだ。

8/19/2022, 11:19:09 AM