終点にたどり着いた電車は、役目を終え静かな眠りにつく。ここは旅の終わり。その先はない。下ろされた先には街も皆静まり返り、まるでこの世の終わりのような暗闇に包まれる。果てを望む私は朝日が昇るまでただ一人、夜の虫の声を聞きながら歩き続けるのだ。
8/11/2024, 2:29:09 AM