『夜景』
もう深夜1時をすぎているのに明るい街。
都会の光に包まれながら歩く帰り道。
帰ったら何時になってしまうだろう。
これでは明日の学校には行けないな。
前に行ったのはいつだったっけ?
このままだと留年になってしまうかもしれないな。
...そういえば、今日はいくら貰えたのだろう。
今日は...3人。3人の相手をした気がする。
別にこの仕事も、お金も好きでは無いのだけれど。
なぜ、こんなことをしているんだっけ。
...そうだ。家に、居たくなかったんだ。
家から出ることが多くなって...そうしたら学校での居場所もなくなっていって...
深く息を吐き、目を瞑る。
ざわざわ。ざわざわ。
誰かの話し声。誰かの怒声。誰かの笑い声。誰かの泣き声。
喜怒哀楽がごちゃ混ぜになったこの街で、ひとつひとつに気にかける人は誰もいない。
見えているのに、見ないふりをしているから。
「はは」
引き攣ったような笑いが零れる。
また、明日も来るのだろう。
醜い自分を、隠すために。
今日もまた、光のドレスを身に纏う。
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あとがき
完全想像です。ごめんなさい。
都会に住んでないので...夜景と聞くと都会だったもので...
今度東京に行くことがあれば少し観察して解像度を上げたいと思います。
想像には想像を。ということで全然自分と違う環境の方を書いたのですが...さすがにもう少し調べておくべきだった気もしますね。
気に入らなければ書き直そうと思います。
今後似たものが出た時にクオリティをあげられるようにしたいです。
ではまた次回。
今日も読書をお楽しみください。
9/18/2023, 12:59:16 PM