僕は悪魔だ。
僕は死神だ。
僕は嘘つきだ。
僕は人殺しだ。
僕にとっては人を殺す作戦を考えたり、殺したりするのは唯の手続きでしか無くって退屈なものだとしか思えなかった。
今更。変わろうとも思わない
もう既に汚れきっているし、今更傷つくほど
柔な心は持ち合わせていない。というより
はなから、人を殺して傷つくモノも持ってない。
だから、いくら汚れても大丈夫
ニンゲンは卒業したから、愛着なんてもう湧かない
其れに気付けば、
組織でも歴代最年少なんて称号のお陰で周りからは「悪魔の申し子」だの「黒の中の黒」だのと言われていたし自分はそうなんだろうなと納得もしていた。
ただ、唯一の友人だけが哀しい眼をして
「神様なんかにならなくていいんだよ。
お前は頭があまりにも良かった只の子供だ
お前は神様に期待してもいいんだよ」
と、静かに云った。
4/14/2023, 10:38:25 AM