『遠い日の記憶』あの方は 行ってしまわれた「お国のために立派に戦ってきます」凛々しくご両親に御挨拶し前夜 わたくしにだけこっそり「本当は戦いになど行きたくない」涙ながらにおっしゃっていたのが嘘のような立派なお姿だった「必ず生きて帰ってくる」二人きりの約束は遠い日の記憶この広い海のどこかに眠っていらっしゃる 貴方わたくしも まもなく参りますあの頃 待ち合わせたカフェ―で 待っていて下さい
7/17/2023, 12:06:46 PM