創作)番外編13話　新しい地図

---2024年4月12日---

「はい､じゃあ､終学活を始めます。
今日伝えるのは1点。これから二つ折りにされている色紙を配ります。ここには､真ん中に自分の家を描いて､そこから道を繋げて地図を作ってもらいます。正確で無くて良いです。ざっくりと分かれば。
家と好きな場所を道で繋げていって下さい。
文化祭前に集めますので､それまでにその場所にどんなものがあって､どういうところが自分は好きなのか､書いてきて下さい。」

先生が色紙を配り始めても､好きな場所は何1つ思いつかなかった。
それが普通なのかと思っていたけど友達は
「あそこのカフェは絶対書く！！」
「2つ書くの決まった！！」
とか､周りの皆は1つは決めている。

「どうしようか」と考えながら帰り道を歩いていると､
「どうしたの〜？」と先輩が顔を覗き込んできた。

地図のことを話すと
「えー！そんなのあるんだ?!」
と驚いていた。

去年は無かったんだ。
先輩に助けを求めるような言い方しちゃったけど､やって無いんだし反応困るよね､､

「ん〜…ご友人が「思い出の場所だから」って決めててもさ､別に違う理由でも良いんでしょ。思い出が無くても行った記憶があって「ここ良いな」って思った場所を書いてけば良いじゃん。思い出も大切だけどさ､大切なのは思い出だけじゃないじゃん。」

たしかに。

「まぁ行ったこと無いとこでもさ､行ってみたいなら一緒に行こうよ！！きっと楽しいよ」

「一緒に行って､くれるんですか､､？」

「もちろん！！
僕が行って良かったところも共有するしさ！！地図､埋めちゃおうよ！！！」

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週末、色んなところを巡った。

先輩が道で小さな花を見つけてるのを見て､私も一緒に見つけて地図に書いたんだ。

それを先生に褒められて､それを言ったら
「えー！ちゃんと書いてたんだ！！すごい！絵も上手いし！やったね！！おめでとー！！！」

って言ってくれて。先輩からは沢山元気を貰えるな、

私はそんな先輩が___。


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こんにちは！たかなです！！今日のお話は､相田さんと千尋くんのお話で､相田さんが入学してすぐのお話でした！！

私も明日から新学期です( ；∀；)
去年度は別室登校で､今年度は教室行くって決めたんですけど､クラス替えが……

4/7/2025, 8:54:41 AM