午後4時30分、坂の上で自転車をとめ、ふと、海の方を見下ろすと、渡り鳥達が、群れをなして飛んでいた。きっと、安住の地を求めて、必死に羽ばたいているのだろう。「行く当てもなく、ただフラフラとさまよっている僕なんかより、鳥の方がよっぽど立派だな…」そんなことを考えながら、僕は再び、自転車のペダルを踏んだ。
5/29/2025, 1:55:40 PM