岩波太郎

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この世界はアンビバレントである。
アンビバレントと云うと、人間もとゐその他生物を連想するものが多いと考える。ではなぜ私は世界をアンビバレントであると書いたのであろうか。それは世界も一筋の生物だと私は考えるからだ。しばらく閑話をとして休題し、ただし正話をいわんや。この世界はアンビバレントであるいや、アンビバレントが相反するつまるところ2つの感情、考え方が同時に抱くという意なのであればアンビバレントという言ですら世界というものを表現する上では荷が重いのかも知れない。先ほど水滸伝より引用し閑話休題したのにも関わらず亦脱線してしまった。自分の不足に対し忸怩たる思いだが、纔く閑話休題、本題に入らせていただこう。私が世界はアンビバレントであると訷べたのには幾つかの理由が存在する。今回は其の中でも一つ分かりやすい理由を紹介しよう。それは世界とは土地、人、生物等様々な存在、事象などを内包しているということだ、これは世界の定義という話になるが皆は世界の定義について調べたことはあるだろうか。手元の広辞苑にはこのように記されている『①〔仏〕(梵語loka-dhātu)衆生しゅじょうが住む時間・空間。宇宙の中の一区域。一仏の教化する領域。「世」は過去・現在・未来の三世、「界」は東西南北上下を指すとされる。→三千大千世界→娑婆しゃば世界。
②地球上の人間社会のすべて。万国。「―地図」「―一周」
③人の住む所。地方。源氏物語東屋「さる東の方の、はるかなる―に」
④世の中。世間。うきよ。浄瑠璃、八百屋お七「武兵衛に添ふは―の義理」
⑤世間の人。宇津保物語藤原君「―こぞりて申せば」
⑥同類のものの集まり。「学者の―」
⑦ある特定の範囲。「学問の―」「勝負の―」
⑧歌舞伎・浄瑠璃で、戯曲の背景となる特定の時代・人物による類型。「義経記の―」』正直長すぎて読めたもんではないがこの中で注目してほしいのは②、③、④である、②、③には人の社会そして、人の住む所と書いてある。そして④には、世の中、世間と書いてある。やはり世界の定義としては、幾文か前に私が記したとおり土地、人、生物等様々なものが内包されてるモノという認識で良いのだろう。そう考えると世界がアンビバレントと云ったことにも納得がいくのではないだろうか。抑として人や生物等アンビバレントなものを内包しているのだそれ自体もアンビバレントになるのは道理であろう。我ながら小学児童の無理矢理理論のようで呆れるが、まだ10代一の位を切り捨てすれば小5であるそんな理論でも良いだろう。長くなりすぎても良くないので今回はこの位で筆を擱かせていただこう。

1/16/2024, 6:28:25 AM