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「リトアニア この資料も追加でまとめておいて
くれないかな」
やっと片付いたと思った矢先だったのに。
「あ……はい」
12時を回った時計の針
薄暗い部屋の中を微かなあかりが灯す中
僕は忙しなく
高く積み上がる資料の山を前に必死にペンを動かしていた
ここ数日このようなリズムで仕事をこなしており
睡眠時間がかなり疎らになっていた。
「仕方ない仕方ない 数日後には大事な会議があるし。
忙しいのは皆一緒なはずだ」


8/13/2024, 2:55:01 PM