ゆゆか

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ふと空を見上げてみると
空一面に星が広がっていた。
「すごくきれい、」君は言った。
「そうだね。すごくきれい。」
僕も君の言葉に返した。
「私もこの冬が超えたらあの星のようになるのかな、笑。」君は冗談交じりで言った。
「……」何も言えなかった。
彼女はもうすぐ死ぬ。
あまりそのことは考えないようにしていたが彼女の口から聞いてしまうと信じたくないが、そうなんだと実感する
︎︎ ︎︎ ︎︎"︎︎まだ君と一緒にいたい"︎︎
そう願った僕の気持ちは叶う訳もなく
君は天気のいい心地よい日に眠った。

星を見ているとどうも君を思い出してしまう
気がついたら僕の頬には涙の星が溢れていた。
あぁ、君のいない世界は生きづらい。
2024/3/15 星が溢れる

3/15/2024, 10:21:00 AM